いよいよラスト・ステージ
 国鉄型ブルートレイン★星の寝台特急「北海道へ」
      最新ダイヤ改正 平成26年 7月20日

 美濃本郷駅長が撮影した鉄道写真をお届けするページ。随時更新により、写真を入れ替えていきますのでお見逃しのないようにお楽しみ下さい。なお、掲載した写真の無断転載はご遠慮下さい。

昭和33年、国鉄が威信をかけて開発した20系寝台特急型客車。20系から始まったブルーの車体の寝台編成に付けられた愛称「ブルートレイン」。九州方面を皮切りに東北・山陰・紀伊・北陸など多方面への夜行寝台特急に活躍し、後のブルートレインブームも巻き起こした。その間に車両は20系から14系、24系、14系15型、24系25型へと進化を続けた。しかし新幹線の整備や航空機の台頭に伴って、活躍の場を狭めていったブルートレイン。残された列車はごくわずかな存在となった。ブルートレインの長い間の活躍をねぎらい、エールを送るとともに、今に残る国鉄型ブルートレインの姿をご覧下さい。


豪華寝台特急の先駆け
トワイライト EXP.

北陸本線 
新疋田〜敦賀

1989年に運転を開始した大阪〜札幌を日本海縦貫線経由で結ぶ豪華寝台特急。下り札幌行は1,495.7km(大沼公園経由)、上り大阪行は1,508.5km(渡島砂原経由)で約1日かけて運行されている。すでにJR西日本から廃止が発表され、定期運行は2015年3月までとされている。
大幅にリニューアルした24系による編成は豪華寝台特急の先駆となった列車だ。

上野から北海道を結ぶ
北斗星

東北本線
蓮田〜東大宮

1988年3月、国家プロジェクトであった青函トンネルの開通と同時に東京(上野)〜札幌を東北本線経由で結ぶ寝台特急として誕生した。当初はJR北海道とJR東日本による3往復体制まで増強されたが、現在は、1往復のみの運転となっている。現時点では正式な廃止時期は発表されていないが、北海道新幹線開業までには姿を消す見込みだ。

現代の青函連絡船深夜便
はまなす

津軽海峡(津軽)線
青森駅

青函トンネルの開通により廃止された青函連絡船の深夜便に対応する列車として1988年3月から青森〜札幌を結んでいる客車急行列車。14系座席車に加えて14・24系寝台車も連結され、編成は特急さながら。また、JR全線の中で現存する唯一の急行列車ともなっている。北海道新幹線開業後の動向は発表されていないが、存廃が気がかりな列車である。
北海道へも足を伸ばした
日本海

北陸本線
敦賀〜新疋田

すでに廃止されてしまった列車ではあるが、津軽海峡を越えたブルートレインとして忘れてはいけない列車として「日本海」がある。大阪〜青森を結んでいた日本海が函館まで延長運転され、北海道連絡特急の一翼を担っていた。日本海は後に再び青森止めとなり、減便、廃止への道のりを歩むことになるが、北海道へ渡っていたブルートレインとして記憶に留めておきたい。
写真は全て 美濃本郷駅長 撮影 
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